活動の4つの柱

1.支えあい
 会内の仲間同士で悩みを共有、話合い、解決への道筋を励まし合いながら 一緒に考え、元気を取戻せます

2.学びあい
 直面している問題をテーマとした事例学習会、研修会、講演会他、学びの場を企画・開催、多くの実用知識を学びます
(例)
①疾患の知識や対処法、支援サービス、福祉制度等の活用事例学習会
②「親なきあとの備え」(住まい、生活支援サービス、成年後見制度他)

3.地域交流                        
 地域交流イベントへの積極的な参加、開催協力・支援、当会広報活動他   

4.働きかけ
 行政機関、関連団体との当会活動と課題の共有、制度充実化を働きかけていきます

学習活動(その1)井戸端会議 & 事例学習会

≪会議の主旨と概要≫

  1. 参加者が日頃の苦労や悩み、辛い思いを同じ境遇の仲間同士が安心して話合い、励まし合い、 支え合う交流と対話の集いです
  2. 参加者は精神障害者を抱える会員家族や各地域のご家族、そして、各地域行政の担当部署、社協の担当者、支援関係者も参加頂き、現実の悩みや課題等の実情の共有、改善要望他、様々な質疑応答、意見交換がなされる対話集会です

≪R6〜R7年度前半期の実施内容:会合で取上げた主なテーマや話題事例です≫

  1. R6/12月(事例学習会)
    • テーマ:当事者への実際の住まい・生活支援事例についての学習
    • 講師:GH・相談支援事業所の専門相談支援スタッフ
    • 内容:講師による事例紹介、参加者のとのQ&A、意見交換等を実施・・・GHの生活での支援状況や一人暮らしの当事者への支援等 について

学習活動(その2)研修会(講演会・ワークショップミーティング)

≪研修会の主旨と概要≫

  1. 井戸端会議や日頃のご家族同士の話題をふまえ、具体的な問題、課題をテーマとし、専門家講演とQ&Aで家族にとり実用知識の学習と習得の集いとして実施しています
  2. 参加者は井戸端会議・事例学習会同様に当会内外の地域の当事者家族を対象とし、ZOOM利用による講師遠隔講演、学習動画 の利用、また、行政や団体主催の研修会への開催協力先として参加等、専門家講演と質疑応答による学習プログラムです
  1. R6/9 動画視聴学習会 そうかいプログラム「なぜ精神疾患当事者は親に当たるのか」
    • 教材動画作成者:大阪大学 蔭山准教授 当事者・家族双方の思いと実情についての調査踏まえた学習動画

 【参加者感想】

  • 当時の当事者及び家族による体験、心理状況等、理解できた
  • 動画が体験や現状と重なる部分多く、対処法等、大いに参考となった
  1. R7/2  講演会
  • 那珂市主催「成年後見制度講演会・シンポジウム」参加:障害法務専門弁護士の公演とシンポジウム
  • ひたちなか保健所主催(当会は協力団体)講演会
    テーマ:「障がい者の未来への経済的な備え」身近なデータを活用し、障がい者本人の将来資金検討方法を講師(FP)より説明頂き知識を習得

地域行政機関や関連団体との課題・問題共有と連携促進

 【活動報告】 活動報告・意見交換の適宜実施

≪目的≫当事者家族の実情・課題(要望事項)の共有、意見交換、政策・制度改善への反映
➡共生可能な地域社会の実現への努力

【相互の連携と対話促進】 

  1. 当会学習事業へ行政機関・関連団体より講師派遣による福祉制度理解等の当会学習支援
  2. 学習事業への参加者として出席頂き、当事者家族と直接対話・交流を実践頂く・・・家族の実情(”生の声“)の共有を促進、制度改善や政策へつないでいく

 【課題例】 

  1. 親なきあとの備え(関連福祉制度、成年後見制度他、生活・経済的支援制度他)
  2. 緊急(状況急変)時の当事者及び家族への支援体制 
  3. 相談支援体制について(生活自立や就労活動への相談支援の仕組・制度等)

(関係先)ひたちなか市、那珂市、東海村の障がい担当部署、各地域社会福祉協議会等

当事者・家族・地域社会との交流促進

  1. 精神障がいへの地域の理解促進と啓発活動への参加
    ・・・障がい者支援団体開催交流イベントへの定期的参加
    • フリーマーケットへの参加:地域一般市民理解促と啓発の促進
    • 地域障がい者団体のスポーツ大会参加:障がい者との相互交流
    • 精神保健福祉会連合会(県内家族会連合会)
      ・・・県内当事者・家族参加による文化祭
  1. ボランティア活動への協力参加
    今年も赤い羽根共同募金活動参加予定(11月)

他地域家族会との交流・協力関係促進

【目的】

  1. 当家族会活動の検証と改善による活動の質的向上
  2. 他地域家族会同士の協力関係強化

【交流内容】

  1. 共通課題・問題の共有・対応意見交換、先進事例の学びと当会活動へ反映  
  2. 先々の地域超えた活動協力実現への相互協力関係の促進

【活動例】 

  1. 県南地域家族会との定期的な情報・意見交換による家族会活動研鑽と協力関係促進(奇数月第2月曜日の定例交流会・・・龍ヶ崎・取手・牛久・つくば等の交流会に参加)

地域の精神保健福祉への当会の要望事項

  1. 「親なきあと相談室」の各地域配置で家族及び当事者の事前・事後の相談支援の実現
  2. 「マル福」の精神障害者保健福祉手帳2級保持者・JR・主要私鉄運賃割引の完全適用の実現
    手帳保持精神障がい者の大部分は2級、低所得の為苦しい経済状況にあり、完全適用をお願いしたい